成人がもっとも懸念しなければならない身近な病気に「生活習慣病」があります。

「生活習慣病」はかつて「成人病」と呼ばれていた病気の名称が変更されたものです。

しかし、ただ単に名称が変更されただけでなく、現代の「生活習慣病」はその適用範囲を大きく広げ、遺伝的要因で発病する先天性疾患や感染症、外傷性の傷病以外はすべて「生活習慣病」と表現しても過言ではないぐらいになっています。

このように、私たちにとってとても身近な病気である「生活習慣病」の予防と改善に役立てるためにも、これから説明する「生活習慣病」についての理解を深めていきましょう。

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生活習慣病と三大生活習慣病

生活習慣病と三大生活習慣病

「生活習慣病」とは文字通り、生活習慣の乱れが原因で起こる病気の総称です。厚生労働省がこの言葉を作った時には

・高血圧症

・動脈硬化症

・糖尿病

・メタボリックシンドローム

が主な生活習慣病として認知されていました。

高血圧症、動脈硬化症、糖尿病はかつて「成人病」と呼ばれていた病気で、これにメタボリックシンドロームが加わって、「成人病」という呼称を廃止し、「生活習慣病」に統合されたと記憶している人も多いことと思います。

「成人病」という言葉を廃止した背景には、これらの病気が若年層でも”生活習慣の乱れ”によって発病するリスクが十分にあるということが分かり、若いうちから予防に努めてもらうことで高齢化に伴う医療費の増加を抑止しようとする狙いがありました。

 

ところで、「高血圧症」、「動脈硬化症」、「糖尿病」は数え挙げれば枚挙にいとまがないくらい、いろいろな病気と合併することが知られています。

また、この三つの病気は相互に深い因果関係があり、共通点も多いので早い時期から「三大生活習慣病」と呼ばれてきました。

 

さらに遺伝的な要因で起こる先天性疾患、怪我が原因で起こる機能障害、感染症など「生活習慣」とは無縁の傷病以外はほとんど全ての疾患がこの「三大生活習慣病」となんらかの因果関係があるので、生活習慣病の適用範囲は次第に拡大されるようになったのです。

今では”感染症”も三大生活習慣病から来る免疫力の低下が原因である、として生活習慣病に数える研究者や医師もいます。

この「三大生活習慣病」は無自覚症状のまま進行し、更に深刻な病気へと発展していきます。そのため、「高血圧症」、「動脈硬化症」、「糖尿病」は”サイレントキラー(沈黙の暗殺者)”という異名を持っています。

 

新三大生活習慣病とは?

新三大生活習慣病とは?

最近生命保険のテレビCM等で「新三大生活習慣病」という表現を見聞きした人も多いのではないかと思います。具体的には、

・ガン

・心臓病

・脳梗塞

がこれに該当します。いずれも日本人の死亡原因の上位を占める病気ですね。

実はこうした死亡率の高い病気も「生活習慣の乱れ」によって発症するため、特に死亡する患者数の多い病気に対して厚労省が「新三大生活習慣病」という名称を認定したのです。

 

生活習慣病の乱れを改めて対策を!

生活習慣病の乱れを改めて対策を!

冒頭でも述べたように「生活習慣病」とは「生活習慣の乱れ」が原因で起こる病気群ですので、”生活習慣を改めれば、高確率で予防、改善させることが可能”です。

特に「新三大生活習慣病」は発症してからでは積極的な治療が絶対に必要となってきます。

そうならないためにも「三大生活習慣病」である「高血圧症」、「動脈硬化症」、「糖尿病」を見逃さないことが何よりも重要となります。

そのための具体的な「生活習慣病対策」を挙げていきましょう。

・職場や自治体で行われている定期健康診断は毎年必ず受けること

・食生活の改善:バランスの良い食事を日に三度必ず食べること。

・適度な運動習慣:ウォーキング(散歩)など継続可能な軽めの運動から始めてみましょう。

・睡眠:寝不足は精神的なストレスを増長させて、全身の血管を収縮させ「高血圧症」と「動脈硬化症」を引き起こしやすくなります。

・趣味を持つことで適切なストレスケアを心がける:ストレスには「血管を収縮させる」という作用が確認されています。慢性的なストレスは「高血圧症」の直接的な原因となります。

・40代をすぎたら、年に一度の人間ドックやガン検診を受けるよう心がける:定期検診では発見できない病気を精密検査で見つけやすくなります。