まるで楽器の様に指の関節をポキポキと鳴らす人、同僚や友人の中にいませんか?

手持ち無沙汰になるとついやってしまうこの関節鳴らし、海外ではクラッキングと呼ばれ、指だけでなく首や手首の関節をボキッとならす行為も含めた言葉なのです。

関節を鳴らすと指が太くなるという話も有名ですが、真偽を確かめた人は少ないはず。

クラッキングを続けると、身体への影響や指の関節に変化が起こるのかを調べてみました。

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クラッキングが指を太くするという情報はどこから?

クラッキングが指を太くするという情報はどこから?

クラッキングを行なったときに出る「ポキっ」という独特の音は、キャビテーションと呼ばれる空洞現象が発生させたものです。

人間の関節は骨の先端の軟骨部分を、関節腔という組織細胞が覆っています。

関節腔の中にはクッションの代わりをする液体が含まれており、関節を引っ張る、曲げる、押すなどの刺激が加わると、その圧力の影響で液体中に泡が発生し消滅します。

この泡が消滅する時に発するのが、あの「パキッ」という関節音なのです。

 

関節音の衝撃は軟骨だけでなく骨の内部や皮膚組織に伝わり、ダメージは微々たるものですが筋肉や人体を確実に損傷させるといいます。

損傷が蓄積していくとやがて関節炎を発症するため、症状の悪化に伴って指が太くなるのです。

ただし、関節の軟骨はクラッキングを止めれば本来の太さに戻るため、鳴らすのを止めると1~2週間程度で本来の太さに戻るようです。

 

クラッキングは百害あって一利なし!

指のクラッキングは百害あって一利なし!

クラッキングを行なうことは身体に悪影響を及ぼすことばかり。端的に言えば、百害あって一利なしということです。

肩こりに悩まされている方で、コリがほぐれるからと首の関節や肩甲骨を鳴らすのを見かけたことはありませんか?

実は首が鳴る=コリがほぐれるというのはまったくのデタラメで、むしろクラッキングを行なって靭帯が傷ついてしまえば、首を支えることが困難になりさらに肩こりが悪化するのです。

 

しかも、毛細血管や繊細な神経が多く通ってる首は、一歩間違えば命に関わる疾患を引き起こすリスクの高いパーツです。

無闇やたらにクラッキングを続けると、骨の変形や深刻な関節症、神経の損傷によって発症する頭痛など、さまざまな不調の原因になってしまうので注意しましょう。

 

クラッキングが癖になってしまっている方は身体に良くないと分かっていても、無意識に関節を慣らしてしまいがちです。

もし関節を鳴らしそうになったら、指を組んでグッと腕を前に突き出すような軽いストレッチを行なったり、首をマッサージをするなどして気持ちを切り替える工夫をしてみましょう。