スキンケアの基本で欠かせないのは化粧水と乳液です。化粧水をたっぷり使えば保水や保湿がしっかりできている気がしますよね。

つい安心して次の乳液が疎かになり、なんとなくの適当ケアになってはいませんか?

化粧水をつけたての肌は一時的にみずみずしくなるので、たっぷり与えれば与えるほど肌が潤うのではと思ってしまうものですね。

スキンケアの効果を十分に発揮したいのであれば、肌の仕組みを理解し化粧水と同じように乳液にも重点を置きましょう。

そして肌への理解が深まれば、今まで以上にスキンケアが楽しい時間になりますよ。

油分を補う以外にも実は重要だった乳液の役割

油分を補う以外にも、実は重要だった乳液の役割

そもそも化粧水の役割は、角層の細胞をたっぷりの水分で満たし、その後のケアアイテムがなじみやすいよう肌を柔らかくするというものです。

ここで化粧水をたっぷり与えるのは、スキンケアの準備段階にすぎないのですね。

 

角層の細胞と細胞は、ラミド、コレステロール、脂肪酸の3つの成分でつながっており、体内の水分の蒸発を防ぎ、防護壁となってくれます。

これがよく耳にする、肌のバリア機能といわれるもので、この細胞同士をつなげる部分を良好に保つのが乳液の役割です。

一般的に、乳液は油分でフタをするというだけのイメージですが実はそれだけではないのです。

朝晩、毎日化粧水をたっぷりつけているからと乳液をあまり使っていなかった場合は、化粧水後のケアを見直すきっかけにしましょう。

 

最も効果的なのは乳液のきちんと使い

最も効果的なのは乳液のきちんと使い

肌の角層細胞はCEというたんぱく質でできた丈夫な外壁に覆われていて、これを健やかに育むことが美肌の要となります。

このCEを未熟なままにするのも、正しく成熟させるのもスキンケア次第です。

関連:化粧水はコットンと手のひらで塗るのはどちらが良い?より浸透させるためのの使い方

 

化粧水と乳液はセットであると考えて、どちらか一方に偏ることなくケアするのがポイントです。

化粧水でたっぷり水分を補ったからといって、その後の乳液をサッと適当につけるのではなく、小指やコットンで細かい部分も丁寧につけることを心がけましょう。

乳液を選ぶ時は、エモリエント成分が入っているものが、より細胞間の脂質を良好にしてくれます。

 

以外と知らなかった肌の仕組みが分かると、スキンケアアイテムそれぞれの役割や重要性が見えてきます。

今までなんとなく機械的にしていたスキンケアを見直し、肌の表面だけでなく細胞レベルから育むことを意識してみましょう。

そうすれば丁寧にケアした分だけ肌も応えてくれるので、もっと自分の肌が好きになれますよ。