虫歯になったことがある方はご存知でしょうが、あの痛みは非常に耐えがたいものですよね。
虫歯とは歯の表面に存在する細菌が原因です。食べ物に含まれる糖分を細菌が吸収・分解し、酸を生み出して歯のエナメル質を溶かしてしまうことから虫歯につながります。
そしてこの虫歯は歯の痛みだけでなく、頭痛の原因になったり最悪の場合は死に至ることもある怖いものです。
今回は今現在虫歯の方にも、虫歯になったことがない方にも知っていて欲しい虫歯の実態をご紹介いたします。
有酸素運動が虫歯の原因に?
水泳やランニング等の有酸素運動が虫歯の原因になっているという研究結果があります。
あるドイツの研究者による発表では、有酸素運動は口の中の唾液の生産を抑えてしまうというのです。
唾液には様々なミネラルがふくまれており、口の中の酸を中性に近づける働きがあるので唾液が少なくなると虫歯を引き起こしてしまうのです。
また、運動中や運動後に摂取するエネルギーゼリーやスポーツドリンクを飲むことは、唾液の少なくなった口の中の酸性を高めるので虫歯の原因となります。
運動後は水かお茶を摂取したり、歯を磨く事にとって防ぐ事が出来ます。
薬の服用が原因で虫歯に
アメリカカリフォルニア州歯科学校にいるウレット教授の研究では、抗うつ剤やアレルギーを抑える薬、心臓病の薬や血圧降下剤を飲むと唾液が分泌しづらくなるので、これも虫歯の原因となります。
しかし、病気になったとき薬を飲まずにはいられないので、無糖のガムを噛んだり飴をなめることで唾液が分泌しやすい状態になるので、なるべく唾液を分泌させて虫歯を防ぎましょう。
胸焼けが原因で虫歯に
一見無関係に思えますが、胸焼けは胃酸が逆流することによって起きます。
胃酸は強い酸性なので、それが歯に付着することで歯を溶かしてしまい、虫歯ができやすい環境を作り出してしまうのです。
もしも奥歯に虫歯ができることが多いのであれば、胸焼けが原因と考えられますので、なるべく胸焼けをしないために食べ過ぎ、飲み過ぎに注意しましょう。
食後すぐの歯磨きが虫歯の原因に
最近知られるようになってきましたが、食べ物を食べた後にすぐ歯磨きをする行為はNGです。
特に酸性の強い食べものや飲み物、フルーツ類や糖分の多い飲み物や赤ワインを飲んだあとの歯磨きは避けましょう。
なぜならば、その酸により歯のエナメル質を溶かしてしまい虫歯になってしまいます。
食後は水で口をすすぐだけにし、40分程経ってから歯を磨くのが望ましいです。
虫歯の治療が苦手な方は多いと思います。
虫歯の治療をしないためにもNG習慣に気をつけ、歯の健康を保ち続けましょう。