時折起こる突発的な頭痛、病院へ行くほど酷くはないけれど、痛みのせいで日常生活に支障をきたすこともあります。
このいつ起きるかわからない頭痛は、本当にやっかいなものですよね。
仕事中や大事な予定の前、朝目が覚めたらすでに頭がガンガンなんてこともあります。思い当たる理由のない突然の頭痛にはどう対処すれば良いのでしょうか。
また、いつもの頭痛だからといって自己判断する前に、きちんとした頭痛の知識をもって正しい予防をすることが重要です。
自分の頭痛の種類を知ることで冷静な判断を下せますし、外出先で頭痛が起きた時にも素早い対処が出来ます。
頭痛に振り回されずに、上手く付き合っていくことが出来るようになるので参考にしてください!
頭痛の種類を知ろう
突発性の頭痛の主な種類はどんなものがあるのでしょうか。
聞いた事がある方も多い「偏頭痛(へんずつう)」ですが、これは若い方からお年寄りまでにみられる頭痛です。
脳内物質であるセロトニンの急な増減により、脳の血管が広がって周りの神経を圧迫するために痛みが起こります。
しつこい脈うちが、こめかみ辺りで繰り返されるのが特長です。
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「緊張型頭痛」は筋肉の緊張により血流が滞り、老廃物が溜まることで神経が刺激され痛みが生じます。
ギリギリと万力で頭を締め付けられるような痛みが特徴的です。
眼球の裏の血管に炎症が起き、頭の中で銅鑼を鳴らされているかのような痛みは「群発頭痛」といいます。
炎症が鎮まるまで1、2ヶ月続く場合もあります。
このように、頭痛には様々な種類があることが理解できたと思います。
頭痛を起きにくくするには?
頭痛を起きにくくするには頭痛の起きやすい環境を避ける、そして予防することが大事です。
頭痛は血管の広がりが主な原因になるので、まずその点に注意を払います。
気圧の変化する季節の変わり目、低気圧が続く場合や、旅行先で山や展望台にのぼる予定がある場合などです。
鎮痛剤は頼りになりますが、常用すると内蔵に負担がかかり、徐々に薬が切れると頭痛が起きる体質になってしまいます。
漢方やハーブのカラダに優しいお茶を飲むなど、普段から血液の流れを良くしておきましょう。
脳の血管を広げる食品として、赤ワインやチョコレート、チーズ、柑橘類があります。
頭痛が起こりそうだなと感じたらこれらの食品は避け、もし頭痛が始まってしまった場合の応急処置として、カフェインを含むコーヒーや紅茶を飲むと良いです。
緊張型頭痛は首や肩を温めたりマッサージをする、片頭痛は反対に、こめかみやおでこを冷やすといった頭痛の種類に合わせた処置が必要です。
頭痛がどんな時にどんな環境で、どのような痛みなのかを把握して適切な対処法を考えておくと、急な頭痛にも慌てなくて済みます。