大人っぽくクールな印象を持たれたり、実年齢よりも老けて見られることが多い輪郭、それが「面長」です。
輪郭が縦に長い面長は、雰囲気に合わないヘアメイクをしてしまうと途端に「おばさん化」してしまうことも……。こうした顔の長さをカバーし、どのようなファションにもマッチするヘアメイクのコツをご紹介します。
メイクは常に「横幅」を意識して顔の長さをカバーする
面長の場合は、パーツメイクで横幅を出し、縦に長い輪郭をカバーしてあげるのが何よりのポイント。
アイメイクでは、まつ毛に長さをプラスするロングタイプではなく量を増やすことのできるボリュームタイプをチョイスしましょう。
マスカラは黒目の外側から目尻にかけて重点的に塗るようにし、目の横幅が出るように意識してみてください。また、目から下の肌面積の広さをカバーするために、下まつげにもたっぷりとマスカラを塗りましょう。
アイメイクが終わったら、次に取り掛かるのはアイブロウ。
眉は細く整えるよりも眉尻の下に少しずつ描き足して太眉を作るようにしましょう。この時、目と眉の感覚を狭くするのが、顔の長さを強調しないコツです。
チークは、頬骨の真上に楕円を描くようにして入れていきます。角度をつけると面長が目立ってしまいますので、必ず顔に対して並行になるようにブラシを傾け、チークを入れていってみてください。
面長をカバーするヘアスタイルの共通点は「丸み」
面長は縦に長くシャープな印象が強い輪郭です。そのため、ヘアスタイルはストレートよりもふんわりとエアリーなシルエットにするのがおすすめ。
ロングヘアなら、軽くパーマをかけてあげればシャープなイメージが緩和され女性らしさが生まれます。
ボブの場合は、毛先が顎の延長線上に来るとより輪郭のシャープさが強調されてしまうので、髪の長さは耳の下あたりにするのがベスト。重めのボブにするかパーマをかけるなどして、重心を下げたヘアスタイルにすると良いでしょう。
ショートヘアの女性は、トップにボリュームが出ないように髪の量を調節することが大切。
面長はベリーショートやマッシュ系ショートなどタイトな髪型がとても映えますが、髪色を明るめにしておくとより顔と髪色のコントラストが弱まり、顔の長さが目立ちません。
そして、顔の長さを1番緩和してくれるのはなんといっても前髪です。どのようなヘアスタイルにする場合でも必ず前髪を作ることを忘れないようにしてください。
顔の長さをヘアメイクでカバーしてあげることで、面長にありがちな「大人っぽい雰囲気」を180度変えることだって夢ではありません。
輪郭のイメージにとらわれるのではなく、本当に自分がなりたい雰囲気を目指してヘアメイクを選んでみてくださいね。