最近20~30代の若年層の間で、聴力の低下を感じる人が増えていると言われています。

その自覚症状は人の話を聞き取れずに何度も聞き返してしまう、テレビやCDプレーヤーを大きな音にしないと聞こえないといったものです。

しかし、若くして聴力が低下する人々には「聴力を低下させる生活習慣」にいくつかの共通点が見られます。一体、どのような習慣が若者の聴力低下を招く原因になるのでしょうか?

急激な環境の変化が聴力低下を招く

急激な環境の変化が聴力低下を招く

聴力の低下や難聴と言えば、30代の後半から徐々に始まる加齢が原因の「老人性難聴」のイメージが強いと思います。

しかし、いま若者の間では老人性難聴によく似た聴力の低下が目立っており、その原因は加齢ではなく環境の変化だと言われています。

 

例えば、工場で働く若者は1日中常に大きな騒音の中で仕事をしているケースが多いですよね。

また、クラブやバーなどの飲食店に頻繁に通う若者は、長時間大音量に晒されています。

人間の耳は一定時間大音量に晒されると耳の奥にある神経が深刻なダメージを負うため、年齢に関係なく聴力が著しく低下するのです。

 

このような外因による聴力低下は「騒音性難聴」呼ばれています。

非正規雇用が増加して若者の工場勤務が増えたことや、24時間営業をしている夜間の娯楽施設の増加などが影響していると考えられています。

 

音楽プレーヤーの普及が「ヘッドホン難聴」人口を増加させる?

音楽プレーヤーの普及が「ヘッドホン難聴」人口を増加させる?

iPodやウォークマン、さらには音楽プレーヤー機能を搭載したスマートフォンの普及によって、若者を中心に増加しているのが「ヘッドホン難聴」です。

ヘッドホン難聴とはイヤホンやヘッドホンを使い、音楽を大音量で聞き続ける事によって起こる聴力低下の症状のことを言います。

 

最近ではインナー型のカナルタイプイヤホンのような、耳の奥深くに差し込むイヤホンを使う若者も多く、耳の神経に近い場所で大音量が流れると、神経細胞が消滅して急性音響性難聴を発症するリスクが高まります。

WHO(世界保険期間)からも音楽を聞く際は音量を下げることや、長時間のイヤホン、ヘッドホンの使用は控えるようにと警告が出されるほど、ヘッドホン難聴の被害は深刻なものになってきています。

家や通勤、通学時の電車の中などイヤホンで音楽を聴く機会は多く、音楽を聴くのをやめたくない!という方もいると思います。そんな方は、大音量で音楽を聴くのをやめて音量を下げるだけでも耳への負担を少なくする事が出来ます。

 

聴力低下や難聴になると長期間の治療が必要になり、それでも改善が難しい場合は補聴器を使用しなくてはいけなくなります。

パチンコやゲームセンター、音楽ライブハウスなど大音量に長時間晒される場所に行くことは避け、聴力の低下を未然に防ぐ心がけが大切です。

耳が聞こえづらく耳鳴りがヒドくなったという方は、病院で受診して治療をしましょう。