飛行機での長時間フライトのあと、着陸後に突然呼吸困難や痙攣などのショック症状を起こすことで知られているエコノミー症候群。

その病名から、エコノミー症候群は飛行機に乗った時にだけ起こる疾患と思われがちですが、なんと長時間のドライブでも発症する危険性があることが分かっています。

近年、日本でも大型連休が増えていますが、帰省や旅行に行くたびに長時間自家用車に乗り、エコノミー症候群を発症する人も増えているのだとか。

エコノミー症候群の原因と長時間のドライブの際に役立つ対策をご紹介します。

追記:熊本地震で車中泊をしていた方がエコノミー症候群で亡くなっています。震災の影響で車で寝ている方もいると思うので、原因と予防対策を知って対策をしてください。

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エコノミー症候群ってどんな病気?

エコノミー症候群ってどんな病気?

飛行機のエコノミークラスはビジネスクラスと違い、客席同士が密着しています。

客席の幅も狭く身体を自由に動かせるスペースが限られているため、長時間客席に座ったままの状態が続くと、脚が圧迫されてうっ血気味になってしまい、血液中に血栓が出来やすくなってしまいます。

 

また、長時間脚を動かさないという理由の他にも、エアコンをつけっぱなしにしている乾いた空気の中に居続けることによって体内の水分が失われ、水分不足が血行を悪くして血栓を作るケースも。

うっ血によって作られた血栓が肺などに詰まると肺塞栓症になり、エコノミー症候群の症状の1つである呼吸困難を引き起こしてしまうのですね。

 

長時間のドライブや車内泊でもエコノミー症候群の危険が!

長時間のドライブの車内でもエコノミー症候群の危険が!

エコノミー症候群を引き起こすのは「長時間脚を動かさないこと」と「乾燥した空調」です。

この2つの条件さえ揃えば、たとえ飛行機の中でなくともエコノミー症候群を発症する可能性は十分にあります。

 

日本では連休や年始末などの大型連休に、自家用車で帰省する人々が渋滞などの理由で長時間車内で過ごしたり、車内泊することは珍しくありません。

しかし、車内では脚を動かせるスペースが限られていることや、冬は暖房、夏は冷房を入れ常に空気が乾いた状態になることなど、エコノミー症候群を発症する飛行機内の環境ととても似た部分が多いですよね。

もし長時間車内で過ごす事になった時は、定期的に車をサービスエリアなどに停めて車外で身体を動かし、なおかつこまめに水分補給を行なうことで、エコノミー症候群を予防することができます。

脚の血行を促し水分補給で血液をさらさらの状態に保っておけば、長時間のドライブの中でエコノミー症候群を発症するリスクはぐっと低くなります。

ふくらはぎを揉んでストレッチをしたり、水分補給、トイレを我慢しない、眠るときは足を高くするなど予防に心がけてください。

 

このように、飛行機だけでなくどんな乗り物でも条件が揃えばエコノミー症候群を発症してしまうことがお分かり頂けたでしょうか?

乗り物に乗るとき人間の身体は様々な負担にさらされ、そのダメージを体内に蓄積しています。

長時間の移動の際には、必ず休憩と水分補給を忘れないようにしましょう。