日常生活の中で、よく人目に触れるパーツである手や爪。手入れが行き届き、綺麗に整えられた爪は清潔感もあって好印象を持たれやすいです。
爪の手入れには、爪切りややすりを使うことが多いと思いますが、実は間違った方法で爪を切ってしまうと、巻き爪や二枚爪のような爪トラブルの原因になってしまう事もあります。
形の良い爪を維持するために、気をつけたい「爪の切り方」ポイントを解説します。
爪を切るにはどんな道具を使うべき?
爪を切る道具は、出来るだけ爪に負担のかからないものを選びましょう。
市販されている爪切りは、切る瞬間に爪にも強い負荷がかかるので、爪が割れたりヒビが入る原因になってしまうこともあります。
今はネイルサロンで使われているような、爪に負担のかからない専用ニッパーも手軽に手に入るようになりましたので、出来ればこのような専用の道具を使ったお手入れをおすすめします。
もしも、やすりを使う場合は、金属製よりも二枚爪になるリスクが低い紙製のやすりを選ぶようにしましょう。
爪切りとやすりで爪を切る手順
爪を切るときは、まず爪の先端と平行になるように爪切りを構えて、爪の白い部分が1mmは残るようにするのがポイントです。
このようにして爪を切ると、左右の爪がまだ尖っている状態のままになりますので、やすりを使って角を削り、丸みが出てきたら完成です。
左右の部分を爪切りで切り落としてしまうと、爪が三角形になるため、見栄えが良くありません。
また、切ったあとの爪が皮膚にめり込んで、炎症を起こすこともあるので、出来るだけやすりを使い、少しづつ削っていった方が良いとされています。
足の爪の処理方法
手と違い、足の爪は固く、また形もいびつな事が多いですよね。そんな足の爪も、切るときの手順はほとんど手の爪の時と変わりません。
ただ、足の爪は手の爪に比べて、深爪をしやすい傾向にあります。
これは、前傾姿勢で爪を切るせいで爪と爪切りの間隔が掴みにくいこと、そして、靴下やストッキングのつま先を破れにくくするため、あえて深めに爪を切る人が多いことが理由です。
足の爪は、深く切り過ぎると、巻き爪の原因になったり、雑菌が爪と皮膚の間に入り込んで水虫になるリスクが高まりますので、やや長めにカットしてから、やすりで削っていくという方法で処理をしていくと良いでしょう。
爪を切るときは、面倒だからと全て爪切りのみで処理をしてしまうと、深爪や巻き爪、二枚爪になってしまう事があります。
爪切りとやすりを使い分け、爪が柔らかくなっているお風呂あがりに、丁寧に処理を行なってあげると、爪トラブルもなく、仕上がりも綺麗になりますよ。