我慢できない頭痛が起きた時には市販の鎮痛薬がありますが、症状に合わせて正しく服用できていますか?

飲むタイミングや鎮痛薬の選び方も分からないまま、ただ痛みが無くなれば・・・と思って服用する事が多いのではないでしょうか。

どの程度の頭痛で薬を飲むべきか迷ったり、この薬で大丈夫だろうか?と少し不安になったりしますよね。

頭痛が起きた時はまず症状がどの頭痛のタイプに分けられるかチェックし、症状に合ったケアと鎮痛薬を上手く使う事が大切です。

対処法と鎮痛薬の正しい知識を持っておくと、迷いながら対処していた頭痛の悩みからスッキリ解消されますよ。

頭痛の種類と症状の違い

頭痛の種類と症状の違い

「緊張型頭痛」は首や肩こりが酷い、午後から夕方にかけて痛みが強まる、額に手を当てていると痛みが和らぐといった症状です。

頭が締め付けられるような痛みが続きます。

原因は蓄積されたストレスや、デスクワーク作業で長時間同じ姿勢でいることによる首や肩のコリなどです。

この場合は体を温める事で痛みを軽減できます。首や肩のコリがある場合はその部分を温めましょう。

 

「偏頭痛」は吐き気やめまいを伴ったり、五感が過敏になっている、頭を動かすと痛みが増す、額を冷やすと痛みが和らぐなどの症状です。

痛みは脈を打つようなズキンズキンとした激しいもので、睡眠不足や気候、ホルモンバランスの変化が原因で起こります。

赤ワインなどポリフェノールを多く含んだものを避けたり、首や脇の下を冷やす事で痛みが軽減されます。

関連:偏頭痛の原因と対策とは?発作の前兆や予兆を知って痛みを和らげよう!

 

頭痛の鎮痛薬を飲むタイミングと選び方

頭痛の鎮痛薬を飲むタイミングと選び方

鎮痛薬は頭痛に耐えきれなくなってから飲むものというイメージですよね。

あまりに痛みを我慢していると、プロスタグランジンという痛みの原因物質が体内にどんどん増えていき、小さな痛みも大きく感じられます。そうなると、鎮痛薬を飲んでも痛みを抑えきれなくなってしまうのです。

冷やしたり温めても軽減されない時は、それ以上痛みが増す前に服用するのが望ましいです。

 

鎮痛薬を選ぶ際は、自分のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

速効性があるのは勿論、胃への負担が少ないものや、忙しい時は服用回数や錠数が少なくてすみ眠くならないものなどです。

 

効き目が強いほど体に悪影響かというとそうではなく、鎮痛薬の服用を多くても月10日までに留めれば問題はありません。

偏頭痛、緊張型頭痛では対処の仕方が異なるため、安易に鎮痛薬を飲む前にまず症状のチェックをする事をおすすめします。

その上で、ライフスタイルに合った鎮痛薬を取り入れると同時に生活習慣の見直しも図ると良いですね。