風邪予防というと外出後にうがい手洗いをする、しかも秋冬だけという人が多いのではないでしょうか?
風邪のような感染症は、実は冬の時期だけ起こるものではないのです。夏になると体がダルくなる、暑いのに何故か冷える、体に熱がこもってよく眠れないなどの不調は夏風邪の仕業かもしれません。
ただの夏バテと思っていても、やはり体の不快感や不調は取り除いてできるだけ快適に過ごしたいですよね。
毎日の生活の幾つかのポイントを少し改善するだけで、夏風邪知らずな元気な体で暑さを乗りきる事ができます。
夏風邪は少しの不調から、大きな不調へ変化する
夏風邪の代表例として「手足口病(てあしくちびょう)」「プール熱」「ヘルパンギーナ」といった病気があります。
これは主に子供がかかりやすい病気なのですが、看病している大人にも簡単に感染し、これによって職場間でのウイルス感染も広まってしまうのです。
家庭内でも十分気を付けると共に、外での感染にも注意を払って下さい。
夏風邪のウイルスは主に胃腸で増殖するタイプが多く、初期症状にダルさが表れ、それから胃の不快感や腸の不調へと進行します。
こうして内蔵の機能が低下すると当然血流も滞るので、冷えや火照りも併発してしまうのです。
この時にキンキンに冷えた冷房の部屋で過ごしたり、また急に屋外の熱気に晒されると、ますます自律神経が乱れて悪循環となります。
5つのポイントでウイルスを寄せ付けない体に
夏風邪の予防は、ほんの少しの習慣づけをすることが大切です。
1.一日室内にいて長時間冷房に当たっていた日は、陽が沈んだ後外気に当たって自然の風を感じると体温調節の機能が整います。
2.ウイルスから守ってくれる粘膜の働きを良くする為、ビタミンや乳酸菌も積極的に取り入れましょう。
3.裸足で過ごすことが多い季節なので帰宅したら足を洗う事、フローリングをいつも清潔に保つ事も大切です。
4.家族の間柄でもタオルの共有は避ける、または小まめに新しいタオルに取り替えます。
5.外食時など冷房が効いている時は温かい食事にする、一品だけでも体を温めるメニューを取り入れるようにします。
最低限の予防として冷房の使いすぎ、冷房の風に当たりすぎるのは基本的に避けたいですね。
冷房と外気の気温差が激しく、ただでさえ体温調節が難しい夏にこそ風邪には気を付けたいものです。
身の回りを清潔にし、体の機能に気を使った生活を心がけて、体調不良や夏風邪を遠ざけるウイルスに負けない体を手に入れましょう。