テレビや健康雑誌でよく目にする「免疫力」。
ウイスルや菌が体内に侵入しても、免疫力が高いと身体の抗菌作用が働いて、すぐに病気にかかったりすることはありません。
でも、免疫力が低いと、ほんのささいな身体の不調がきっかけで、重度の疾患にまで発展することも!
でも安心してください。日常生活の中にいくつかの習慣を取り入れるだけで、簡単に免疫力を高めることが出来るのです。
ストレスを撃退して、免疫力を高める
以前から、ストレスが身体と精神に悪影響を与えることは指摘されていましたが、ストレスは免疫力の低下にも深く関わっているのです。
人間は強いストレスを感じたり、慢性的にストレスを感じる環境に置かれると、脳の自律神経のバランスが乱れてしまいます。
自律神経が乱れると、体内の内臓を管理している副交感神経の働きが活発になるため、その影響を受けて食欲がなくなるなどの症状が出ると言われています。
食事を通して栄養を摂取しなければ、体内の栄養が偏ってしまいますよね。
この体内の栄養バランスの乱れが、免疫力にも関わる血液中のリンパ球の動きを鈍らせるため、免疫機能が上手く働かないようになり、徐々に免疫力が低下していってしまうのです。
ストレスが原因で免疫力が低下している場合は、自分で環境を変える、ストレスを発散して溜め込まないようにするなどして、解消するほかありません。
冷え性を改善すれば、免疫力はアップする
免疫力は体温が下がると同時に低下していくことが証明されていますが、なんと1度につき30%も低下するというのだから驚きです。
つまり、冷え性な人ほど免疫力が低く、風邪にかかったりウイルス性の疾患を発症しやすい、ということですね。
その代わり、体温が1度上がると免疫力は通常の5倍にもなると言われており、身体を高体温に保つだけでも、病気を予防する効果があるのです。
冷え性や低体温を予防するには、筋肉量を増やすのが1番!
特に、筋肉量が少ない女性は、軽いウォーキングなどの運動を日常的に取り入れるだけでも、冷え性が改善されて免疫力をアップさせるのに役立ちます。
また、普段から食事に、カプサイシンを含む唐辛子やしょうが、シナモンなど、体を温める効果を持つ香辛料を使うのもおすすめです。
毎年必ず風邪をひく、また、なんとなく身体の不調が続く、という場合は免疫力の低さが原因になているかもしれません。
ストレスや低体温などを改善し、免疫力をアップさせて病気知らずの身体作りを心がけると、いつまでも健康な肉体を保つことが出来るようになるはずです!