吐き気や胸焼け、はたまた頭痛など一日中辛い症状に悩まされる二日酔い。

そんなにお酒を飲むつもりはなくても、社会人であれば忘年会や新年会などどうしてもお酒を飲まなければならない機会も多く、翌日になって飲み過ぎを後悔した経験のある方も多いはず。

しかし、二日酔いの原因を改善する3つの方法を覚えておけば、あの嫌な不快感をもう二度と感じずに済むかもしれません。

水分を大量に飲んでアルコールを排出

水分を大量に飲んでアルコールを排出

二日酔いの原因の1つは、翌朝になっても体内に残っているアルコール。

普通なら体内に入ったアルコールは肝臓がアセトアルデヒドという成分に分解し、アセトアルデヒドはさらに水や二酸化炭素に分解され、そのまま体外へ排出されていきます。

 

しかし、一度に大量のアルコールが体内に入ってしまうと肝臓がアルコールの分解に追いつかず、翌日になってもアルコールを排出しきれません。

排出しきれないアルコールが体内に残ってしまう事で二日酔いになってしまいます。

 

翌日もしも二日酔いになってしまったら、水を大量に飲むことで体内に残っているアルコール濃度を薄くしてあげると、二日酔いの症状が改善することがあります。

水分をとると利尿作用が高まり、より早くアルコールが体外に排出されやすくなり、二日酔いの症状の緩和に役立ちます。

 

安静にしてしっかりと睡眠をとる

安静にしてしっかりと睡眠をとりアルコール分解

肝臓がアルコールを分解しているとき、たとえば食事をしたり、仕事をしたりすると、代謝や身体のエネルギーが消化器官や脳に使われ、肝臓の動きが鈍ってしまうと言われています。

そのため、二日酔いになった時は肝臓がアルコールの分解に集中できるように、睡眠をとって身体を休ませてあげることが効果的です。

ただでさえ、疲労や精神的なストレスを感じたままでは、脳がその疲労を取り除こうとして身体のエネルギーを消費してしまいます。

肝臓がこの影響を受けてしまうと、アルコールの分解に最大限の力を発揮できなくなり、結果二日酔いの症状がいつまで経っても残るという悪循環になってしまい、いつまでも苦しむことになるのです。

 

あまりに症状が辛いようなら鎮静剤を飲んでも問題はありませんが、頭痛や吐き気が治まるのは一時的なもので根本的な改善にはなりません。

時間とともに症状を改善させていくには、とにかく安静にして身体を休ませてあげることが一番です。

 

二日酔いを未然に防ぐには、事前に軽く食事をしておくことや、ウコンを配合したドリンクを飲んでおくことなどが挙げられます。

これらの対策は飲み過ぎを防ぐと同時に、予め肝機能を向上させておくことで、翌日体内にアルコールを残さない工夫といえますね。ぜひ試してみてください。