「エラ張り顔」などと呼ばれる顔の下半分ががっしりとしている輪郭は、顔が大きく見えてしまったり男性的に見られたりとあまり良いことがありません。
しかも、髪型によっては輪郭が強調されてしまい、どこかゴツゴツした印象を持たれることも。
エラの張っている顔を少しでも女性的な丸顔に近づけることができれば、顔の印象だけでなくまとう雰囲気も柔らかく優しげにできます。
今回は、そんなエラの張っている顔をヘアメイクで改善するテクニックをご紹介したいと思います。
エラを目立たせないメイクはチーク使いが鍵
エラを極力目立たせないようにするには、メイクをする際のチークを入れる場所がポイント。
エラが張っている顔というのは顎の両サイドにボリュームが出ているので、一般的によく言われる「頬骨の上」にチークを入れてしまうとエラとチークを結ぶラ垂直ラインが目立ちすぎてしまい、顔がより大きく見えてしまいます。
そのため、チークを入れる場所はこめかみ近くの頬骨から小鼻に向けて斜めに入れるようにしましょう。
このように斜めにチークを入れることによってエラのハリが緩和され、顔の印象をほんのりマイルドにすることができます。
リップを鮮やかカラーにすることで視線をそらす
エラは顔の中でもかなり主張の強い部分。しかし、エラよりも目立つ部分をメイクで作ってしまえばその印象も和らぎ、相対的にエラの目立たない顔にすることができます。
といっても、アイメイクや眉をしっかり描きすぎると顔が派手になりすぎてしまいますから、一番良いのはリップに鮮やかな色をもってきて視線をエラからそらすこと。
今年はシアーなカラーよりも鮮やかな「レッドリップ」がトレンドなので、発色が良く鮮やかなリップを塗るとトレンド感のあるメイクにしつつ、エラ張り顔も同時に改善することができますよ。
エラをカバーするなら髪型はゆるふわパーマのロングヘア
髪型でエラをカバーしたいとき、ロングヘアの女性ならゆるくパーマのかかったスタイルを取り入れるがおすすめです。
パーマヘアは髪の毛束に動きがあり、顔から視線をそらす効果があります。また、ウェービーなカールが両サイドの顎のラインを上手く隠してくれるので驚くほどエラが目立たなくなるのです。
髪色は黒髪やダークブラウンのような暗めカラーではなく、ライトブラウンのように明るめのカラーか、赤みのあるマロンブラウンなどを選べばフェイスラインをぼかしてくれるのでエラもそれほど気になりませんよ。
ショートヘアの女性はタイトなベリーショートでエラをカバー
ショートヘアの女性の場合、やや長めのボブよりもフェイスラインが全て露出するベリーショートにするのが良いでしょう。中途半端な髪の長さにしてしまうと、正面から見たときにフェイスラインと毛先が延長線上で繋がってしまい、よりエラを強調させてしまうからです。
ベリーショートにするのであればトップにボリュームを出すようにしてサイドの髪を梳き、思い切って耳を全て出した方がエラが目立ちません。
髪色はダークカラーでも明るめのカラーでもそれほど輪郭の印象には影響しないので、自分の好きなカラーをチョイスしてみてくださいね。
女性の中には、エラが張っている輪郭にコンプレックスを持っている女性も多いと言われています。
いまは安価で整形を行い顎の骨を削ることでエラを目立たせなくするという手段もありますが、どうしても費用や高リスクの面で現実的ではないのも確かです。
整形に頼らずとも、エラ張り顔はメイクと髪型だけでも十分目立たせなくすることは可能なのです。自分の輪郭やエラが気になったときは、ぜひ今回ご紹介したようなテクニックを使って改善してみてくださいね。