顔がたるんできたかも……と感じたらそれは表情筋の衰えが原因かもしれません。

普段から顔の筋肉をまんべんなく使っていれば表情筋も鍛えられていきますが、仕事でずっとデスクワークをしていたり、1人暮らしで人と会話する機会が少ない人はかなりレッドゾーン。

こうした表情筋を使わない習慣は顔をたるみやすくさせ、深いシワを作ったり二重あごを作ったりするので、表情筋のトレーニングを行い筋肉を鍛えてあげる必要があります。

まぶたがたるんできたら眼輪筋トレーニング

まぶたがたるんできたら眼輪筋トレーニング

正面から自分の顔を見たときに、なんとなくまぶたがたるんでいるように見えたならそれは眼球周辺一帯の筋肉「眼輪筋(がんりんきん)」が衰えている証拠。

眼輪筋が衰えるとまぶたがたるんで垂れ下がってくるだけでなく、目尻の皮膚までがたるんできます。このような状態を放っておくとやがて眼球の大半が隠れ、二重であっても一重のように見せてしまうことがあるので、見た目にも大きな悪影響が出てしまいかねません。

 

眼輪筋を鍛えるのにおすすめのトレーニングは、目を力いっぱい見開いては閉じるという行動を繰り返す眼球運動トレーニングです。

目を見開くだけで眼輪筋が鍛えられるの?と思うかもしれませんが、実は目を開いて閉じるという動きは眼輪筋に適度な負荷をかけ、衰えた筋肉を元の状態に回復させることができるのです。

眼球運動トレーニングを行なうときは、いつも瞬きをする速さよりもかなり遅めにするとさらに効果が高まります。

 

頬がたるんできたら、頬筋の引き上げトレーニング

頬がたるんできたら、頬筋の引き上げトレーニング

頬は顔の中でも脂肪が多い場所だけに、顔がたるみはじめると真っ先に影響を受けてしまう部分でもあります。

頬がたるむ原因は、頬の下部分と口の周辺にある頬筋と呼ばれる筋肉の衰えだと言われます。ですから、頬のたるみを改善するにはこの頬筋を鍛えてあげなくてはならないのです。

 

頬金を鍛えるなら、口をイーっと横に広げ、そのままの状態を10秒キープする「頬金の引き上げエクササイズ」を行なうのがおすすめです。

特別な道具も必要ありませんし、顔を大きく動かすわけでもないので職場のような人の目のある場所でも、周囲に気付かれずにエクササイズを行なうことができますよ。

 

顔全体のリフトアップを目指す、頭皮マッサージ

顔全体のリフトアップを目指す、頭皮マッサージ

顔の皮膚と筋肉は頭部と直接繋がっています。しかし、頭部は血行不良になりやすいため、皮膚が固くなり慢性的な凝りを発症してしまうリスクの多い部分です。

筋肉が凝っているとリンパの流れが悪くなり、水分や老廃物が溜まりやすくなります。頭皮と直接繋がっている顔の筋肉ももちろんこの悪影響を受けるので、顔がむくみやすくなったり老廃物が溜まっていき、それが蓄積されていくとやがて「たるみ」となって表面化してくるのです。

 

このたるみを防ぐにはまず原因である頭部の凝りをほぐし、血行不良を改善するしかありません。頭皮の血行を促進するのにおすすめなのが頭皮マッサージです。

両手の指を大きく開いて頭部を掴み、髪の生え際から頭頂部に向かって頭皮を揉むようにマッサージをしていきます。

その後、頭皮を上に持ち上げるようにしてマッサージを行い、刺激を与え続けることでやがて頭皮の凝りが解消されていきます。毎日このマッサージを続ければ、徐々に顔もリフトアップされ、たるみが消えていきますよ。

 

顔のたるみを防ぐ3つのマッサージをご紹介しましたが、いかがでしたか?どれも道具不要なうえ短時間で出来るものばかりなので、毎日のスキマ時間を見つけて積極的に行なうことをおすすめします。

表情筋は一旦衰えてしまっても、また鍛えればしっかりと機能する筋肉。たるみが気になったら見てみぬふりをするのではなく、表情筋を鍛えるトレニングで改善を目指しましょう。