前髪を短く切って眉を見せるアップバングの流行を受けて、女性の間でも続々と前髪を短くする方が増えていますが、切ってから自分の顔立ちに似合わないことに気づき後悔する女性も多いのだとか。
こうした前髪トラブルは、前髪を着る前に自分の顔立ちやメイクをしっかりと把握していないことが1番の原因。事前にある程度前髪を切ったあとのイメージができていれば、前髪を切ってから後悔をすることもないはずです。
そこで今回は、これから前髪をアップバングにしたい女性がまず確認するべき4箇条をご紹介。
いきなり前髪を切ってしまう前に、カット後のシュミレーションをしておきましょう。
確認事項1:目の大きさは一重?二重?
アップバングとは、すなわち眉の上までざっくりと前髪を切ってしまうこと。当然、目や眉が髪に隠れなくなるので顔が大きく露出することになります。
アップバングにする際に、まず確認したいのが自分の目の大きさや形です。目の形には一重や二重、奥二重などがあり、更に目の横幅や縦幅なども人によってさまざま。
二重の女性ならば問題ありませんが、一重や奥二重の女性は目の縦幅が狭い場合が多いため、アップバングにして露出する顔の面積が増えるとより目の小ささが強調されてしまうことになりかねません。
目の小ささを目立たせないためには、アイメイクでやや目を大きく見せるようアイラインを太めに引き、マスカラやつけまつげで目を強調してあげると良いでしょう。
目を大きくするとアップバングにしたときに眉や鼻、口すべての顔のパーツとのバランスも取りやすくなり顔の印象にまとまり感も生まれます。
確認事項2:鼻は大きい?小さい?
アップバングで前髪を短くすると、顔の中心にある鼻の存在感が増すことになります。そのため、事前に自分の鼻の形を確認しておくことも重要。
ワシ鼻や小鼻が大きいという風に、すっぴんの状態で鼻にインパクトがある女性はアップバングにしたとき鼻が目立ちすぎてしまう恐れがあるため、鼻を小さくみせる「小鼻メイク」をするのが良いでしょう。
小鼻メイクでは光の反射を利用して肌を明るく見せるハイライトと、影を作るノーズシャドウの使い方がポイントになってきます。
まずハイライトは眉間と鼻筋のTゾーンに薄く塗っていきますが、鼻の横幅が広い場合は鼻筋だけでなく鼻全体に塗るようにします。そして鼻の脇には細くノーズシャドウを入れ、陰影をつけていってください。
この時、シャドウを小鼻の上にも塗ると鼻の横幅が目立たなくなるので、鏡を見ながら少しずつシャドウを塗り自分の鼻が1番小さく塗り方を見つけてみてくださいね。
確認事項3:眉の形と濃さはどれくらい?
前髪をアップバングにする場合、眉の形や濃さも顔立ちに大きな影響をもたらすため、確認するのを忘れないようにしましょう。
アップバングには形が細くキリリとしたアーチ状の眉や、極端に薄い眉は似合いません。これは細く存在感のない眉は前髪を短くしたときに顔を貧相に見せてしまい、老け顔にしてしまうため。
アップバングにする場合は自眉の毛流れを活かし、細すぎず薄過ぎない適度な太さのあるナチュラルな眉にすることによって顔の余白も気にならなくなり、短い前髪とのバランスも取りやすくなります。
加えて、眉の形はシャープにせず前髪の曲線と並行になるように整えると、顔の印象もすっきりとして見えますよ。
確認事項4:唇は大きい?小さい?
一見前髪とは関わりがないように見える唇も、顔の全体的な雰囲気を決めるために欠かせないパーツ。アップバングに似合う唇の条件は、上下ともにふっくらとボリューミーであることです。
そのため、唇が薄い方はリップメイクで唇を大きめに描き、リップとグロスの重ねづけで立体感を出すようにしてみましょう。
リップにボリュームを出すときは、顔のパーツとのバランスを見ながらオーバーリップ気味に輪郭をとりより立体感の出るシャイニータイプのグロスを使うと手軽にふっくらリップが作れます。ここからさらに女性的な雰囲気に仕上げたいなら、口角の曲線を強調したハートリップメイクを取り入れてみるのもおすすめです。
前髪が短いとややカジュアルでボーイッシュな雰囲気になりがちですが、このようにリップメイクに女性らしさを取り入れればフェミニンなアップバングスタイルが簡単に手に入ります。
前髪は一度カットしてしまうと元の長さになるまでに2〜3週間はかかってしまうもの。
必ずカットする目にシミュレーションを行い、自分の顔立ちやパーツとのバランスを確認するクセをつけておくと前髪を切ってから後悔することもなくなるはずです。
アップバングは今年のトレンド前髪の1つ。前髪を短くすることで一気に垢抜けて見えますし、普段のファッションもよりおしゃれに着こなすことができるようになります。
今年前髪をアップバングにシフトしようと考えている方は、ぜひ今回ご紹介した4箇条を参考にしてみてくださいね。