緑茶に含まれるカテキンの効能が凄い!がんや動脈硬化の予防効果がある?

日本人にとっては馴染み深い飲み物である「緑茶」。

普段何気なく飲んでいるこの緑茶が、実はものすごい健康パワーを秘めている飲み物であることをご存知でしょうか。

緑茶の栄養成分はがんやHIVを抑制し動脈硬化を防ぐ

緑茶の中に含まれるカテキンには強い殺菌作用があることでも知られています。

カテキンは現代人の死因の大部分を占めるがんに対しても有効に働き、がん細胞の生成を防ぐ効果があります。

海外の研究チームによると、1週間に3回以上緑茶を飲むようにすると、緑茶を飲まない人に比べて大幅に消化器系のがんのリスクが低下する事を突き止めており、緑茶ががんを予防することを実証しました。

消化器系だけでなく、緑茶の抗がん作用は皮膚がんや胃がんを発症する一因とも考えられているピロリ菌の抑制にも機能し、様々ながんに対する抑制効果を持っている事が分かっています。

 

がんと同じくらい死亡リスクの高い病気であるHIVにもこの抑制効果は有効で、現在HIVの治療に使用されている薬物と比べてみると、緑茶の持つカテキンの方がよりウィルスの阻害力が強い成分だと判明したほどです。

がん予防の他にも、緑茶は動脈硬化を防いでくれる事も明らかになっていますが、これは緑茶の持つ成分が腸内で善玉コレステロールを増やしてくれるためです。

善玉コレステロールが増えると、いわゆる「おかゆ状」と呼ばれるほどにドロドロになった血液がスムーズに流れるようになり、動脈硬化の症状が緩和されるのです。

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緑茶のビタミンCが美肌を保ち、デトックス効果も抜群

緑茶を飲むと、美容面でも良い事尽くしです。

緑茶に含まれる成分といえばカテキンが有名ですが、実はカテキンと同じくらい緑茶にはビタミンCも豊富に含まれています。

緑茶に含まれているビタミンCは熱に強いという性質を持っているため、お湯の温度で成分が変化することがありませんので、緑茶を沢山飲むほど多くのビタミンCを吸収出来てしまうのです。

 

ビタミンCは、紫外線を浴びたことによって生まれるメラニン色素を抑制し、シミやシワが作られるのを防いでくれる優秀な栄養素です。

果実や野菜から摂取するためには毎食たくさんの量を食べなくてはなりませんが、緑茶なら毎食コップ1杯でも、不足しがちなビタミンCを補う事が出来てしまいます。

ビタミンCは利尿作用があるため、身体の老廃物を頻繁に排出することによってデトックス効果も期待でき、身体の内側から毒素がなくなると、自然にターンオーバが促され美しい肌を保つことが出来ます。

 

緑茶はこれらの健康効果以外にも、その強い殺菌作用で口臭や虫歯も防いでくれます。

口内を清潔に保つことによって周囲に与える印象も良くなりますし、歯周病の予防にもなるので、いつも飲んでいる飲み物を緑茶に変えてみてはいかがでしょうか。