胃がんの原因は食生活?初期症状や予防方法、早期発見をすれば治る病気!

平成20年以降、日本でも胃がんによる死亡者数が急速に増えつつあります。

胃がんは症状が進行していく中でも自覚症状が出にくく、本人でも気づきにくいため病院を受診した時にはかなり症状が進行しているケースも多いと言われています。

早期発見できれば完治も出来るため、まずは胃がんについて正しい知識を身につけておくことが必要です。

知らず知らずのうちに胃がんを発症するメカニズム

胃がんは胃の壁にあたる粘膜の深層細胞が、遺伝や生活習慣の影響などによってがん細胞に変化することによって引き起こされるがんの一種です。

胃にがん細胞が出来てすぐの時期は身体への変化が少ないため、症状を自覚しにくく、そのため早期発見が難しいと言われています。

 

がん細胞が増殖していき、症状が進行していくと次第に胸焼けや吐き気、食欲不振などの症状が現れますが、飲酒やタバコを好む人はこれが胃がんからくる症状であることに気づきにくく、精神的なストレスに晒される事が多い人は胃潰瘍などの病気と勘違いしてしまうケースも非常に多いとされます。

さらにがんが進行すると食べ物を胃が受け付けなくなるため嘔吐を繰り返し、短期間で驚くほど身体が痩せほそってしまいます。

ガンが肥大していくにつれ、吐血や腹部の痛みを感じるようになってくのも胃がんの特徴です。

関連:がんを発症してしまう原因や予防方法を種類別に紹介!生活習慣を見直そう

 

遺伝や不規則な生活習慣が胃がんの原因に

胃がんを発症する人のほとんどは、遺伝や不規則な生活習慣が原因です。

しかし、家族や親族に胃がんの人がいるからといって必ずしも全員が胃がんを発症するわけではありません。

胃がんは先天的な遺伝子によって発症するというよりも、むしろ食事や生活リズムがほぼ同じであるために、家族単位で「胃がんになりやすい」習慣を共有しているのが、直接的な原因であると言われています。

 

胃がんになりやすい生活習慣とは、普段から塩分の多い食品ばかりを食べて胃に負担のかかる食生活を続けていたり、飲酒・タバコを日常的に吸っていたり、偏食をして野菜などを極端に食べないといったものが挙げられます。

この他にも、加齢とともに胃がんを発症するリスクが上昇する事も分かっており、ピロリ菌に感染していると胃がんのリスクはさらに高まると言われています。

 

もし胃がんを疑う症状が現れた場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。

今はX線検査や内視鏡などで胃を確認出来るため、胃壁に出来た小さながん細胞でも比較的すぐに発見する事が出来るようになりました。

早期段階であれば手術で切除し、以前と変わりない生活を送ることが出来ますので、どんな些細な症状でも見逃さずに対処することが大切です。