腰のしびれには要注意!坐骨神経痛の原因とその対処法
普段からソファなどに座っている時間が長い人ほど発症しやすいと言われる「坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)」。
座っただけで腰に鋭い痛みが走ったりしびれを感じたりするため、症状が重くなると日常生活に大きな支障をきたすこともあると言われています。
坐骨神経痛は疲労による腰痛などと症状が似ているため、正しい知識がない方はたとえ腰に痛みを感じても、それが坐骨神経痛だと気づける人は少ないそうです。
そこで、一度正しい坐骨神経痛の症状と原因、そしてその対処法についておさらいしておきましょう。
坐骨神経痛ってどんな病気?
腰にある坐骨神経が圧迫されることで起こる坐骨神経痛は、主に長時間同じ姿勢で座ったまま過ごしたり、背もたれに上半身を預けるなどの姿勢によって引き起こされるケースが多いと言われています。
軽度であれば腰周辺に軽い痛みやしびれを感じる程度で済みますが、症状が悪化していくと次第に脚全体にまでしびれが及び歩くのも困難になることがあります。
また、重症になると立っているのも辛いほどの痛みに襲われることがあり、ちょっとした動作にも一苦労すると言われています。
1つでも当てはまれば危険?坐骨神経痛の症状
坐骨神経痛は筋肉痛や腰痛と症状が似ているため自己診断が非常に難しい疾患です。しかし、座ったときに尾てい骨周辺に鋭い痛みが走ったり、ずっと脚がしびれている状態が続くようなら、単なる腰痛ではなく坐骨神経痛を疑った方が良いでしょう。
他にも、脚に力が入らず歩くことができない、あるいは腰だけでなく臀部にもしびれが及ぶようならば坐骨神経痛の可能性が非常に高いと言えます。
坐骨神経痛の痛みを和らげるストレッチ
軽度の坐骨神経痛であれば、ツボを押すことで痛みを軽減することができます。
坐骨神経痛に効く主なツボは、脊髄の反射区である足の土踏まず全体、膝の裏にある委中(いちゅう)と呼ばれるツボなどが有名です。
こうしたツボを毎日押すようにすれば、下半身の血行が改善し坐骨神経の痛みも和らぎます。ただし、あまりツボを強く押しすぎると痛みが軽減するどころかアザや内出血になってしまうので、力加減にはくれぐれも注意してくださいね。
坐骨神経の圧迫感をなくすクッションを使う
昔に比べ、現代人はオフィスでも自宅でもソファに座る機会が増えました。しかし、ソファは座った瞬間体重の重みで座面が沈んでしまうため坐骨神経を圧迫しやすく、腰にとっては負担が大きいと言えます。
座面の硬いパソコンチェアなども同様で、椅子に長時間座っていると坐骨神経にダメージを与えより激しい痛みを引き起こすリスクがぐんと高まります。
このような事態を防ぐために導入したいのが、坐骨神経の圧迫を和らげてくれる低反発ウレタン素材のクッション。
ソファや椅子に座る時に毎回クッションを敷くだけで坐骨神経痛の痛みが和らぎ、長時間座っていても痛みやしびれを感じることがなくなります。
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クッションを選ぶときは実際に座って感触を確かめてみるのも大事ですが、そのクッションが自分の腰やお尻の形にきちんとフィットしているかを必ず確認しましょう。
平面のクッションよりはところどころ穴が開いているようなデザインの方が腰周辺にフィットしやすく、痛みも感じにくいと言われています。
毎日坐骨神経痛の痛みを感じながら生活してくのはとんでもないストレス。できれば早期改善を目指したいというのが誰もが願うところではないでしょうか。
坐骨神経痛は症状はもちろん、痛みの感じ方にも個人差があります。あまりに痛み・しびれが酷いようなら坐骨神経痛ではない別の疾患を発症している可能性も考えられますので、痛みやしびれが強くどのような対処をしても改善がみられない場合は、整形外科を受診することをおすすめします。