体臭が気になったら即実行!臭いを元から断つ3つの加齢臭対策
歳を重ねるごとに臭いが強まると言われている体臭、いわゆる「加齢臭」とよばれているものがあります。
この加齢臭は男性だけのものだと思ったら大間違い!実は女性でも加齢とともに体臭が強くなり、悪臭を放ちはじめることがあるのをご存じでしたか?
しかも厄介なことに、自分の体臭に慣れてしまっていると中々加齢臭を自覚しにくく、人に指摘されて始めて気づくなんてことも珍しくないみたい……。
加齢臭を放ち始めたら、まずは確認してほしい3つのポイントをご紹介します。
頭皮から加齢臭がしたら雑菌が繁殖している証拠
加齢臭は汗腺を通って皮膚の毛穴から分泌される汗や皮脂が原因で発生するもの。加齢臭を放つ女性に最も多いのが、頭皮の毛穴に詰まった汗や皮脂が酸化して悪臭を放ち始めるケースです。
男性に比べ、女性はボブやロングヘアのような長髪にする傾向があるため頭皮の通気性が悪くなりがち。
長時間頭皮が髪に覆われてムレたままでいると、汗や皮脂が酸化してじわじわと雑菌が繁殖しはじめ、やがて雑菌が頭皮だけでなく髪にまで付着してしまいます。すると、髪全体から脂のような強い加齢臭が放たれ始めるのです。
ロングヘアにしているとほんの少し風が吹いただけでも髪が舞い上がり、その結果加齢臭を周囲に撒き散らしてひんしゅくを買うなんてことも無いわけではありません。
頭皮が原因の加齢臭を防ぐためにはショートカットにして通気性を良くするか、必ず毎日髪を洗い常に頭皮を清潔保っておく必要があります。
口内加齢臭は徹底的なオーラルケアで予防する
若いころは全く口臭が気にならなかったのに、年齢を重ねるごとに臭いが強まってきたような気がする……。このような加齢臭を一般的に「口内加齢臭」と呼びます。
口内加齢臭は食事の食べかすや歯垢などが原因で発生し、また胃炎などの消化器系疾患を抱えている人ほど強い臭いを放つと言われているものです。
人間は年をとると見た目だけでなく内臓や細胞も老化し、働きが鈍っていきます。そのため消化器系臓器の働きが鈍り消化が上手くいかなくなると胃炎を引き起こしたり便秘体質になりやすく、このような疾患の影響から体内で発生したガスが、口内加齢臭になっているケースも多いと言われます。
口内加齢臭を予防するには、やはり徹底的なオーラルケアを心がけるしかありません。
口内に雑菌が発生しないように、食事の後にはこまめに歯磨きをし、日常生活の中でも口の中がねばついてきたと感じたら頻繁にうがいをするなどして口内を常に清潔にしておくことが大切です。
自分では気づきにくい!加齢臭の出やすい襟元も注意
頭皮・口内以外にも、加齢臭の出やすい場所が首や襟元です。
このような場所はボディソープや洗顔料の洗い残しが蓄積しやすく、それが垢や皮脂と交じることで加齢臭となることがあります。
さらに首元は正静脈がある場所ですから、身体の中でも体温の高い場所。加齢臭が体温によって温められ強い臭いを放つことがあるので注意しなくてはなりません。
首や襟元から発生する加齢臭は、まずボディソープや洗顔料の洗い残しをなくして清潔にすることが大切。耳の後ろなど垢が溜まりやすい場所は普段から念入りに洗っておく癖をつけましょう。
また、女性は首に香水をつける方も多いと思いますが、加齢臭の強い方が香水をつけるとそれぞれの臭いが混じって大変な悪臭になることがあるので、体臭が気になり始めたら香水の使用は控えた方が無難です。
加齢臭の臭いは生まれ持った体質や生活習慣、食事の内容によって異なるため人によってさまざまです。
しかし、身体から強い加齢臭を放っているのに何も対処をしないままでは自分だけでなく周囲に大きな迷惑をかけてしまうため、大人としてのモラルを疑われかねません。
もしも体臭が臭ってきたかな?と感じたらまだ臭いがあまり目立たないうちに改善するよう努めましょう。