ウイスキーはプリン体の少ないお酒?糖尿病や動脈硬化を予防する効果も!
お酒というと肥満の元になったり肝臓に悪影響を及ぼすと思われがちですが、中には日本酒やウイスキーのように、適量を飲み続けることによって健康になれるお酒もあるのです。
特に今年静かなブームになりつつある蒸留酒「ウイスキー」のもたらす健康効果は絶大です。
せっかく飲むなら身体に良い物を選び、楽しくお酒を楽しみたいですよね。
ウイスキーはプリン体の少ないお酒
ウイスキーは今や世界中で飲まれている代表的な蒸留酒の1つです。
原料となるさまざまな穀物を麦芽のもつ酵素を使ってじっくりと糖化させ、長い年月をかけて発酵させたものの事を指します。
一般的によく知られているものでは大麦の麦芽を使ったモルト、反対に大麦以外の穀物を原料として作られたグレーンウイスキーなどがあり、この2つをブレンドしたブレンデッドウイスキーもその飲みやすさから女性を中心に高い人気を得ています。
ビールに含まれるプリン体は多くの量を体内に取り込むと痛風を引き起こす原因になりますが、ウイスキーはこのプリン体が尿酸を作り出すのを抑制する効果があり、痛風になりにくい体質になる事が分かっています。
ビールと違ってウイスキー自体もプリン体が少ないことで知られており、その結果ビールを飲めない人々はこぞってウイスキーを飲み始めるという現象まで巻き起こしました。
ポリフェノールが含まれるウイスキーは糖尿病予防効果も!
そして、ウイスキーは製造過程でオーク樽という大きな樽の中で発酵されていきますが、なんとこの樽から少しずつ染み出したポリフェノールがウイスキーの中に溶け込んでいきます。
ポリフェノールといえば一般的にはワインに含まれている成分といったイメージが強いかと思いますが、実はウイスキーもワインに匹敵するほどのポリフェノールを含んでいるのです。
ウイスキーの含んでいるポリフェノールの中の1種「エラグ糖」は糖尿病予防にも効果があり、この他にも本来ポリフェノールが持っている動脈硬化の予防効果を得る事も出来ます。
ウイスキーが愛されているのはこのような健康効果があるだけではなく、二日酔いにもなりにくからです。
他の酒類と違い血中のアルコール濃度が上がりにくいウイスキーは、悪酔いしにくく翌日に酔いが残りにくいとされています。
そのため、精神的な不快感を感じる事もなく気持ちよくお酒が楽しめるという事も、ウイスキー人気を後押していているのかもしれません。
お酒は百薬の長とも言いますが、それはあくまでも適量を守って長く飲み続けることで健康でいられるということです
くれぐれも飲み過ぎには注意し、楽しくウイスキーを飲んで健康体を維持しましょう。