「うちなんちゅ」の健康を支えるシークワーサー効果や効能、栄養とは
健康食品の宝庫である沖縄の中でも特に注目されている果物と言えば、なんといっても「シークワーサー」です。
シークワーサーは沖縄県北部に自生するミカンの1種。沖縄県では庭で栽培している家庭も多く、最もポピュラーな果物でもあります。
シークワーサーには、沖縄県民の長寿の歴史を支えた健康成分が盛りだくさん。その健康・美容効果はとても凄いものなのです。
独特の酸味を持つシークワーサーとは
シークワーサーを一口齧ってみると、その酸っぱさに驚く人も多いのではないでしょうか。
それもそのはず、シークワーサーとはシー(酸っぱい)クワーサー(食べさせるもの)という意味があり、その酸っぱさから名づけられたものなのです。
沖縄県ではこのシークワーサーをレモンやかぼすの果実と同じように、薬味として調理に用いるだけでなくその絞り汁をお酒やドリンクで割って飲むという習慣が日常的に見られます。
沖縄の暑い夏に合うさっぱりとした酸味が、今日まで多くの沖縄の人々に受け入れられてきたのですね。
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沖縄の長寿を支えるクエン酸
シークワーサーにはビタミンCが豊富に含まれており、疲労回復効果のあるクエン酸も豊富です。
この他にもスペリジン、レシチン、カロチンといった栄養素も含まれており、それぞれ健康には欠かせない成分が実にバランスよく含まれている果物として、シークワーサーはとても優秀なのです。
ビタミンCは水溶性の成分なので体外へ排出されやすいという性質があり、その為こまめに摂取することが望ましいとされています。
しかし、シークワーサーにはビタミンCと同時にスペリジンという成分も含まれており、このスペリジンはビタミンCをより吸収しやすくする働きを持っているので、とても効率よくビタミンCを体内に吸収する事が出来るのです。
また、シークワーサーが含むクエン酸の量はなんとレモンの約3倍!
クエン酸は疲労回復効果だけでなく、アンチエイジング効果やガンの予防にも効果的な栄養素です。
沖縄の人々の病気知らずの長寿を支えているのは、このような栄養素なのかもしれませんね。
シークワーサーはジュースにしたり、お酒のサワーとしてもよく飲まれます。
また、唐揚げのレモンの変わりにシークワーサーをかけたり、サラダのドレッシングに少しいれることでサッパリと野菜を食べる事も出来ます。
どんな料理もあっさり食べる事が出来るので色々な物に合わせてみてください!
これまで沖縄県以外では、シークワーサーはあまりメジャーな果物ではありませんでした。
しかし、その栄養素と多くの健康・美容効果が話題になり、今ではスーパーなどで簡単に手に入るようになっています。
シークワーサーの加工品もたくさん販売されていますが、やはり生の果実から摂取した方が余すところなくその栄養素を吸収することが出来ますので、まずは毎日1個を目標にシークワーサーを取り入れた食生活を始めてみましょう。