紫外線のA派とB派、日焼け止めのPAとSPFの違いを知って使い分けよう!

「日焼け止めを塗っているから今年の夏もシミ予防、日焼け対策は万全」と本当に自信をもって言えますか?

天気や場所、時間によって左右される紫外線は二種類あり、それぞれに見合った対策をしなければシミやシワをきちんと予防することは出来ません。

地球に降り注ぐ紫外線量は年々増え続けています。もはや日焼け止めをサッと塗っているだけでは足りないのです。

紫外線の種類を知ろう!

まずは敵を知ることからということで、意外と知られていない紫外線のことをご説明します。

紫外線には家の中にいてもガラス窓を通り越して肌の奥まで届くA派と、ガラスを通しては入ってきませんが、外出時に肌の表面を焼きダメージを与えシミの原因となるB派があります。

ちなみに日焼け止めの表示には、A派が及ぼす肌へのダメージを遅らせる段階を+としてPA+で表示、B派を防ぐ時間の目安としてSPF○○といった数値で表示されています。

 

日焼け止めは数値が高いほど肌への負担も高まりますから、やたらに数値の高い日焼け止めを使用するのは控えましょう。

家の中ではB派は入ってこないので、この場面でSPFの高さを求める必要はないですよね。

数値別に何種類かの日焼け止めを用意しておくと、肌にも余計なダメージを与えなくてすみますし、数値が高いものほど値段も上がるので、コスト面から見てもこちらの方が効率が良いです。

 

日焼け止めは重ね塗りすることが重要

日焼け止めの効果を十分に発揮させるにはとにかく重ね塗りをすることです。一度塗ったからといって安心してしまうケースが一番危険です。

SPFが30くらいのものでも3時間ほどしか持ちませんから、その都度塗り直す必要があります。

最初にメイク前のスキンケアで乳液や保湿クリームに日焼け止めを混ぜて使えば時短にもなりますし、その後メイクを重ねることでさらにSPF効果が狙えます。

 

外出先では携帯用として日焼け止めを持ち歩く、UVカット効果のあるファンデーションを塗り直すなどしてください。

塗る時に気を付けたいのは目に見える部分や表面だけでなく、隠れた細かい場所にも気を使って塗るということです。

小鼻や目尻、生え際からうなじにかけて、アゴの下など影になっている部分に塗って初めて、日焼け止めを塗っているから大丈夫と言えるでしょう。

 

肌だけでなく、紫外線は髪や目からも吸収されてしまいます。

帽子はなるべくツバの広いものを選ぶ、日傘は真上でなく太陽の方に向ける、こうしたい細かな気遣いで、5年後10年後の肌に差をつけることができます。